2022.11.03

寒百日水行

合掌

水行とは、天正１９年（１９５２年）に遠壽院大荒行堂が始まって以来約四百年以上続く日蓮宗の修行法です。
１回に７～１０杯の水を頭からかぶり自身の六根清浄・罪障消滅を目指します。

水行＝心身を強くするというイメージが強いですが、重要なことは霊的（感応道交）なものを養うということです。
霊的といっても幽霊や霊魂のことではありません。
言葉で表現するのは難しいですが、目には見えないもの・今まで自分には見えていなかったもの・気づけていなかったものを養うことを指します。

祈祷とは、仏様と人との間に私が入り、仏様の法力を伝えていくものです。
つまり、私自身が「器」になるわけです。
今回で３年目になる水行ですが、この百日間は、朝夕の二食、お粥ともう一品（野菜など）のみを食し、自らの器を磨いていきたいと思います。

また、今年は３年ぶりに中山法華経寺の大荒行堂が開催されます。
多くの行僧（修行僧）と共に皆様の健康と世界平和を願い日々精進して参ります。

11月1 日から2月10日までの百日間、午前６時より水行を行います。

寒さも増してきましたので、くれぐれもご自愛専一にお過ごしください。
再拝